あっと驚く飛沫防止パネルが話題 「クスッと笑えるソーシャルディスタンスを」
町工場が画期的製品を開発した訳とは。その社長の想いとは…。
学校では、ダンボールでできたパネルに囲まれて、給食を食べる風景も見られるようになってきた。そんな中、ソーシャルディスタンスの「窮屈感を何とかしたい」と立ち上がった町工場がある。しらべぇ取材班は、その社長の想いに迫った。
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■有名テーマーパークの小道具なども
兵庫県高砂市にある、従業員6名のプラスチック製品を手掛ける小さな町工場「匠工芸」。匠という名が付いているだけあって、やってることがすごい。
この工場は、有名テーマパークや劇団のショーで使われている、剣などの小道具や大道具を手掛けている。また、フィギュアを飾る、ディスプレイケースの製造も行っている。
しかし、新型コロナの影響で、テーマパークや劇場が続々と休園に追い込まれたことで、経営の危機に陥った。
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■経営危機を乗り切るために
そこで、この危機を乗り切るために、従業員全員で、アイデアを出し合った。「新型コロナ対策に貢献したい」という折井社長の想いもあり、飛沫防止対策のパネルを4月上旬から発売。
すると、全国から注文が入り、新型コロナが流行る前と比較して、売上が2割から3割減まで戻ったという。さらに新しいアイデアを出す社員も現れた。