VRゴーグル初体験の記者がプロ野球開幕戦を観戦 現地と違うメリットは?
プロ野球が当初の予定から3ヶ月遅れて開幕。VRを使った観戦を行ってみた。
19日、日本野球機構(NPB)のプロ野球が開幕を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大により、当初予定されていた3月から3ヶ月遅れての開幕となり、感染予防のため当面の間、ファンを球場に入れない無観客試合となるが、ファンにとって開幕したこと自体が朗報であることに間違いない。
現地での応援ができないファンのため、埼玉西武ライオンズのようにファン作成のオリジナルフラッグを球場内に飾るなどリモート応援に各球団が力を入れている中、VRを使った観戦方法もある。
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■開幕3連戦は無料配信
福岡ソフトバンクホークスでは、ソフトバンクが提供するコンテンツ配信サービス「5G LAB」とコラボし「VR(仮想現実) SQUARE」「FR(多視点) SQUARE」「AR(拡張現実) SQUARE」を使い、ファンに自宅からでも試合を楽しめてもらえるよう取り組む。
19日から21日までの千葉ロッテマリーンズとの開幕3連戦を、VR・FRの各「SQUARE」アプリから無料で視聴できる。特にVRでは、選手に近い場所に設置されたシートから試合の臨場感を楽しめ、普段以上にエキサイティングな観戦を堪能できる。
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■初体験のVRゴーグルの感想
野球ファンの一人である記者は、実際にVRゴーグルとスマートフォンを用いてホークスの開幕戦を視聴してみた。実はVRゴーグルを使うこと自体、今回が初めてで、ワクワクしていた。
まずは記事用の写真を使うため、装着した様子を自撮り…。写真を確認すると、顔の半分以上がゴーグルで覆われていた。顔が小さいのか、ゴーグルが大きすぎるのか判然としない。
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■使ってみると…
18時、試合開始。グラウンドとの距離が近く、まるで球場内に自分がいるかのような感覚に陥る。だが、観客席を見るとファンはいなく、アナウンスをはじめ、打球音やボールがグラブに収まった音がハッキリ聞こえる。
入ったことはないが、カメラ席にいるような高さで、グラウンドと同じ目線で臨場感を味わえる。テレビでも観戦してみたが、やはりVRの方がより近い場所に自分がいる気がする。
コロナ前の賑わいはないが、普段は見られない良い席で観戦していると思うと、悪い気がしないのであった。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)