ドムドムハンバーガー、レジ袋無料を貫く宣言 その対策に「さすが」の声
ドムドムハンバーガーが、環境に配慮したバイオマス原料配合のレジ袋に切り替え、7月1日以降もレジ袋を無料で提供すると発表した
23日、「ドムドムハンバーガー」を展開する株式会社ドムドムフードサービスは、プラスチック製買い物袋の有料化が義務付けられる7月1日以降も、全国のドムドムハンバーガーのレジ袋については、無料で提供すると発表した。
■バイオマス原料配合の袋に切り替え
7月1日以降のレジ袋への対応について同社は「ドムドムハンバーガーはバイオマス原料配合品のレジ袋を使用して、無料のままといたします」と発表。
ドムドムハンバーガーで今後提供される予定の「バイオマス原料配合のレジ袋」は、経済産業省でも「バイオマス素材の配合率が25%以上のもの」は有料化の対象外として公式ページにも明記している。
経済産業省によると、バイオマス原料配合のレジ袋は「植物由来がCO2総量を変えない素材であり、地球温暖化対策に寄与するため」として、7月1日以降も無料提供が認められているのだ。
【7月1日からのレジ袋の対応】
ドムドムハンバーガーはレジ袋をバイオマス原料配合品に切り替え、無料のままとします。
よろしくお願いいたします。— ドムドムハンバーガー (@domdom_pr) June 23, 2020
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■「さすが」と多くの反響
環境問題を考える上で、一言では片付けられない問題ではあるが、飲食物をテイクアウトする際は食品の臭いや液漏れなどのリスクがあり、布製のエコバッグでは衛生面を気にする声も少なくない。
そのため、同社の対応を受けてインターネット上では「さすが俺たちのドムドムだ!」「ドムドム優勝」「ファストフード系はみんなこうしてくれ! 頼む!!」など多くの反響を呼び、23日午後には「ドムドムハンバーガー」がトレンド入りを果たす事態に。
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■その他チェーン店も続々対応
ドムドムハンバーガーの他にも、多くの外食チェーン店がバイオマス原料配合のレジ袋へ切り替え、7月1日以降もレジ袋を無料提供する方針を発表している。
牛丼チェーンの吉野家とすき家も、義務化に合わせてバイオマス原料配合のレジ袋への切り替えを行う予定で、松屋は今年2月末の時点で、国内全店でのレジ袋の切り替えを行なっていた。
ファストフード店でも、マクドナルド、KFCなどが同様の対応を行うと発表している。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)