神奈川県最古の神社でネギの被り物が話題 宮司は「神社にも革新が必要」
かぶりもので話題の神奈川県最古の神社。そのかぶりものにかける想いとは…
歴史書によると、その発祥が天智天皇3年(664年)ごろと言われている、神奈川県最古の神社。その神社のかぶりものが、SNS上で話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、宮司などから詳しく話を聞いた。
■戦乱で2度消失の悲劇
神奈川県海老名市にある有鹿(あるか)神社は、歴史ある神社だが、室町時代には、2度戦乱に巻き込まれて、燃えてしまう悲劇にも見舞われた。しかし、見事に復活を遂げたことで、今がある。
〜◎🌱{今年も茅の輪をくぐりました。 pic.twitter.com/JicI4gNDTO
— 【公認】有鹿神社 ネギ ⛩🌱 (@arukajinjanegi) June 24, 2020
その神社の「芽の輪くぐり」が、今話題になっている。神社では通常半年ごとに、けがれをはらう意味で行われているそうだ。
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■神社の敷居を低くしたいという想いが
なぜネギをかぶっているかというと、この人の役職が禰宜(ねぎ)だから。禰宜は、神社では一般的に宮司の次の役職となっている。この神社の禰宜は、宮司の娘さんが務めている。
「神社というと、どうしても敷居が高いイメージを持たれてしまう。優しい雰囲気を醸すことによって、近所の子供たちにも馴染みあるものになってほしい」という想いから、このかぶりものを被って、実施しているそうだ。