尾木ママ、今の教育界に警告 「本当のホントに教育崩壊しますよ」
尾木ママが現在の先生志望者の減少に嘆き。「教育崩壊しますよ」と警告。
28日、「尾木ママ」の呼び名で知られる教育評論家・尾木直樹がブログを更新。先生の志望者が年々減少していることについて言及した。
■「国が危ういです」
尾木ママは「先生志望者がいなくならないか??」というタイトルでブログを更新。
その理由は「各地で今年の教師志望者が減っているようです。既に全国的に危険ラインをこえそうで、各地の教育委員会では全力でいます」としたうえで、「それでも減っていて昨年度の倍率を発表しなかった自治体まであるほどです」と明かす。
また「志願して願書は出しても、実際の受験率は低い傾向があるようです」とした。こういった状況に「教師志望者に夢と希望をもてるようにしないと国が危いですー。心配症の尾木ママです」と教育界に警告。
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■志望者の実態は…
続くブログでは、「一般教員の採用倍率が『3倍』管理職は『7倍』」と数字を提示。この採用倍率を下回ると教師の質が担保できないと以前から言われていたようだ。
基本的には定員以上の人数合格になることから受験生全員という県も。尾木ママは「文科省はこのような苦悩する現場状態をご存知なのでしょうか? 志願者増やす為にも現在の職場の働き方大改革しないと、本当のホントに教育崩壊しますよ」と厳しい指摘をした。
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■現場の改革
日本の未来を担う子供たちを育てるという意味では、未来を作る職業と言っても過言ではない。こうした人たちの休みが少なすぎたり、給料が少ないと言われるのは異常なのかもしれない。尾木ママが言うように改革される日は来るのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)