神奈川県の海岸に猛毒の”電気クラゲ”出現中 「刺されるとものすごく痛い」
神奈川県沿岸に猛毒の電気クラゲが出現している今。注意すべきこととは…
今年は、神奈川県に25ヶ所あるすべての海水浴場が開設されない。そんな中、今の時期に海岸に打ち寄せられる、いわゆる”電気クラゲ”の影響が懸念されている。しらべぇ取材班は、関係各所から詳しく話を聞いた。
■猛毒を持つカツオノエボシ
カツオノエボシは、猛毒をもち電気クラゲの別名があり、刺されると強烈に痛み、刺されたひとの死亡例もある。日本では本州の太平洋沿岸でよく見られる。
カツオが到来する時期に海流に乗ってきて、浮き袋の見た目が烏帽子(えぼし)に似ていることから三浦半島や伊豆半島でカツオノエボシと呼ばれるようになった。
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■特に南の風が吹くときに出現
神奈川県の海岸の清掃などを行っている公益財団法人かながわ海岸美化財団によると、「特に南風が吹く日に、波に揺られて海岸に打ち寄せられる」という。
【危険! カツオノエボシが漂着しています】
現在、相模湾沿岸にカツオノエボシが点々と漂着しています。今年は神奈川の海には海水浴場が設置されず、海岸には救護所がありません。海藻やごみに紛れていて踏んだり触ってしまう可能性もあります。決して触れないようご注意ください! pic.twitter.com/BQmD5yyoW9— 公益財団法人かながわ海岸美化財団 (@bikazaidan) July 7, 2020
数は、日によって波があるとのこと。カツオノエボシの特徴は鮮やかなブルーの体色。泳ぐ力はほとんどなく水面付近を漂っており、一見ビニール袋が浮かんでいるように見える。