体操着はなぜジャージ? 牛乳にもまつわる歴史をチコちゃんが解説
『チコちゃんに叱られる』でジャージの歴史を紹介。小さな島から生まれた
17日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「体操着のことをジャージというのはなぜ?」が話題となっている。
学生の頃に誰しもが着たことあるであろう体操着をジャージと呼ぶことも多いが、なぜなのだろうか。チコちゃんがその歴史を教えてくれた。
■ジャージでなくジャージー
チコちゃんの気になる回答は「ジャージー牛と同じ島で生まれたから」という。生まれた地域がそのまま名前になるケースのようだ。
まず、ジャージは本来「ジャージー」なのだという。国語辞典にも、ジャージーという言葉で「柔らかく伸縮性のある厚手のメリヤス地の布」と載っている。
メリヤス編みのことを英語では「ジャージーステッチ」と呼び、日本語では「平編み」「天竺編み」と言われる。体操着だけでなくこのような編み方をした生地をジャージーと呼ぶ。
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■ジャージー島発祥
ジャージーステッチは、イギリスとフランスの間、イギリス海峡に浮かぶ濃く味わい深いジャージー牛乳で知られるジャージー牛同様ジャージー島が発祥。
ジャージー島では、昔漁師が牛から取った毛を使って防寒用のセーターを作っていた。初代ジャージはジャージー牛だったのだ。
ジャージーステッチはジャージー島からヨーロッパに広まり、今や世界中で使われるように。流行した後、主にアメリカで、トレーニングウェアそのものがジャージーと呼ばれるようになった。それが日本でもジャージーと呼ぶようになり、ジャージとなったのではないかと解説した。
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■スウェットとは?
似たような服にスウェットがある。スウェットは1920年代にアメリカのベンジャミン・ラッセルが最初と言われている。ラッセルはシャツの糸をコットンにして表面をジャージーステッチ、裏面をパイル織りという織り方を使ったスウェット生地を開発。
汗の英語である「sweat」がそのまま名前になって、スウェットシャツ、スウェットパンツと呼ばれるものが完成した。小さな島ながら、世界中に影響を与えたジャージー島。どういった地域なのか非常に興味深い。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)