客足途絶えた商店街 「盛り下がってる」と正直すぎるポスターで大注目浴びる
北海道の小樽堺町商店街が発信している、自虐ポスターが話題を呼んでいる。
盛り上がりどころか「盛り下がってるぜーっ!!」と正直にPR。北海道の商店街が観光客に向けて発信している、自虐ポスターが話題だ。
ネット上では「コロナで笑えませんがこのポスターは笑えます」「サービス精神大盛りなところ好き」と、絶賛の声が殺到している。
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■「さかいまち 盛り下がってるぜーっ!!」
小樽堺町通り商店街が、3月に作成しSNSを中心に掲載しているポスター。
「さかいまち盛り下がってるぜーっ!! ウソじゃないからエイプリルフールまで待てませんでした。ぴえーん」や「マジでタイヘンジャー」など、新型コロナウイルス感染拡大により、観光客数が激減したことを自虐的に訴えている。
同商店街の事業推進マネージャーである坂口さんによると、5月のGWから1ヶ月間、「地元の人々が散歩していたぐらい」と振り返るように、客足がほぼゼロに近い日々が続き、商店街のお店も休業していたという。
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■拡散を狙うために…
例年、3月は観光客が減少するというが、今年はコロナで特に中国からの客が激減。危機感を抱き始めた商店街は、情報発信をしていくことを決めた。
「バズるのが目的だった」(坂口さん、以下同)と振り返るように、あえて本音がポロリと出ているようなポスターで、面白さと共に拡散を狙ったという。
「どこか観光に行こうと思った時、『そういえば小樽の商店街が変なことしてたよね』と考えてくれるだけでも成功なんです。コロナの情報ばかりで暗い世の中、くだらないけど笑えるニュースを流して、クスっと笑ってもらえて前向きな気持ちになって、世の中が明るくなればいいな、と思います」と願いを込める。