天理大学クラスター感染者計53名に 現在ラグビー部員24名が入院中
天理大学ラグビー部クラスターが計53名に。大学の今後について詳しく聞いた結果…
奈良県は、18日までに新たに天理大学の学生29名の新型コロナ感染が確認されたと発表した。これで天理大学ラグビー部のクラスター感染は、合計53名となった。しらべぇ取材班は、現状と今後について、県と大学から詳しく話を聞いた。
■現在ラグビー部員24名が入院中
奈良県疾病対策課によると、8月9日にラグビー部20代学生の新型コロナ発症が確認されて以降、18日までに合計53名の感染が確認された。うち24名が入院、29名がホテルで療養中だという。
ラグビー部寮生167名とマネージャ4名、関係する職員10名のPCR検査はすべて終了。これで検査人数181名中陽性が53名、陰性が128名となった。
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■部活動再開のめど立たず
天理大学によると、陰性者は現在寮にいるが、順次ほかの施設に移し、その後寮の消毒を行う方針だという。また、ラグビー練習場なども保健所の指導のもと、実施予定。
現在、24日まで大学の全クラブが活動中止となっているが、ラグビー部以外は今後活動を再開予定だ。ラグビー部は、関西大学ラグビーAリーグ4連覇中で、全国大学選手権で準優勝経験がある強豪。ラグビー部については、現在のところ、活動再開のめどは立っていないという。
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■後期の授業は対面で実施予定
広報・社会連携課によると、後期の授業は9月16日から開始で、今のところ、対面での授業を予定しているそうだ。県疾病対策課はしらべぇ編集部の取材に対して、「現在寮にいる部員は寮で外出自粛中のため、ラグビー部関連のクラスターはこれで落ち着くのではないか」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)