岐阜県の水難事故に関する注意喚起が話題 「川遊びは絶対にライフジャケットつけて」
水難事故が全国で多発する中、岐阜県の注意喚起がSNSで話題に。その中身とは…
警察庁によると、2019年の全国の水難事故件数が1,298件で水難者が1,538人。うち死亡・行方不明者が695人となっている。そんな中、岐阜県の水難事故に関する注意喚起が「的確すぎる」と話題になっている。しらべぇ取材班は、担当課から詳しく話を聞いた。
■岐阜県内で安全に泳げる河川はない
岐阜県の長良川では、2003年から2019年までに77件の水難事故が発生している。岐阜県庁河川課は、「岐阜県内で安全に泳げる河川はない」と断言。その上で「河川は自然そのものであり、安全は保証されていない。河川には常に水難事故リスクがある」と訴える。
川の中に少しでも入る場合は、ライフジャケットを必ず着用し、河川敷でバーベキューを行う際にも着用を呼びかけている。
関連記事:10代の男性2名が溺死 川で溺れた5歳女児の救出を試みて力尽き…
■ライフジャケット購入を
近年ゲリラ豪雨の影響で、急激に河川の水位が上昇し、水遊び中に中洲に取り残されるケースも発生。「こういったケースで、ライフジャケットなしで流されると溺死する」と注意を呼びかけている。
ライフジャケットは、水難事故防止だけでなく、洪水時における避難等の際に救命胴衣としても役に立つ。そのため「河川敷でのキャンプなどをきっかけにライフジャケットを購入することは一石二鳥になる」と担当者。