中村倫也主演映画『人数の町』 荒木伸二監督が物語の構想を明かす

中村倫也主演の映画『人数の町』の荒木伸二監督が『活弁シネマ倶楽部』に出演。物語の構想について語っている。

2020/09/04 19:00


活弁シネマ倶楽部
(©︎『活弁シネマ倶楽部』)

中村倫也主演の映画『人数の町』の荒木伸二監督が、「映画を語る」YouTubeチャンネル『活弁シネマ倶楽部』に出演。森直人氏、SYO氏の2人の映画専門家との対談形式で、本作の企画構想から撮影の裏話まで、100分以上かけてたっぷりと語ている。


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■荒木監督初の長編作品

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(©︎『活弁シネマ倶楽部』)

『人数の町』の公式サイトには、「出るのも入るのも自由だが、逃げることはできない『町』とは?」というコピーが記載されており、簡単な労働と引き換えに衣食住が保証され、住人同士でセックスの快楽を貪ることもできる、ある「町」を中心に描かれるディストピア・ミステリーである。

主演の中村に加え、令和版『東京ラブストーリー』で注目を浴びた石橋静河や、本作で映画デビューとなる立花恵理などが名を連ね、メガホンを取った荒木監督は自身初の長編作品でありながら、本作で第1回木下グループ新人監督賞・準グランプリを受賞した。


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■物語の構想

荒木監督は動画冒頭、予告編を見ただけで独特の設定に興味を惹かれる、本作の世界観や着想について、「『頑張って世界観(作り込んで)やったけど、ちょっとサムいよね』っていうのが、一番嫌だなっていうのがあって」と物語の構想について話し始める。

「実際に(町を)経営するならどうしよう?」という視点から、「最低限みんなが笑顔になれるように暮らしてもらおう」と考えが至ったことが発想の始まり。

作品の世界観は管理された社会という設定の場合、従来は全員が同じ服装を着ているといったイメージが強いが、実際経営するならコストがかかるという理由から、あえて古着屋で揃えたようなバラバラの衣装を「町」の住民の衣装にしたと明かした。

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■「自由と平等」がバイブルのテーマ
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