山手線はじつは一周してない? チコちゃんがその秘密を解説
『チコちゃんに叱られる』で山手線が一周していないという意外な事実を解説した。
11日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「山手線はどこからどこ?」が話題となっている。山手線といえば、都内を一周する路線として知られているが、実はそうではないようだ。
■「品川から田端」
チコちゃんの気になる回答は「品川から田端」だという。そうなると、東京含む中の路線はどういうことなのだろうか。
現在山手線と呼ばれる都内を一周する路線は、山手線(品川~田端)・東海道線(東京~品川)・東北線(田端~東京)の3つが合わさったものであるようだ。それらが分割されているのは、鉄道のなりたちを振り返るとわかると紹介した。
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■首都圏の鉄道のなりたち
元々、都内で最初にできた鉄道は、品川から貿易の中心である横浜を繋いだ東海道線が最初。東海道線ができた後、田端から赤羽(現在の常磐線)を経由し、東北方面に繋がる東北線が開通した。
日本鉄道は、東海道線と東北線を直接つなげたかったが、東京の中心である新橋や上野といった路線は、住民の反対や土地の値段が高価なことから路線をつなげることができなかった。
それを考慮した結果、東京を遠回りする形の山手線を開通。最後には、電車の利便性を認知した新橋や上野あたりの住民からも理解を得ることができ、現在のように一周するコースが完成した。
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■「初めて聞く」と反響
都内の鉄道が敷かれた順番とその歴史を紹介したチコちゃんに「こんな歴史があったのか」「厳密には違う路線なのか…」「全然知らなかった。初めて聞く」といった反響が相次いでいる。
また、鉄道に詳しい人からすると当たり前の知識ということもあって、「鉄オタなら当然知ってる」「初歩中の初歩の知識」といったコメントも寄せられている。
ちなみに現在は山手線は「やまてせん」ではなく、「やまのてせん」と読む。意外な路線の秘密を解説したチコちゃん、これからはどのような解説をするのか楽しみだ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)