睡眠中にビクっとするのはなぜ? 多くの人が経験する現象をチコちゃんが解説
『チコちゃんに叱られる』で睡眠中に起こる体の現象について解説した。
18日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なぜ寝ているときに体がビクッとなる?」が話題となっている。
■6~7割が経験
気になるチコちゃんの回答は「『起きる』と『寝る』がせめぎ合うから」という。起きると寝るという状態の中間地点にいると身体がビクッとなる現象が発生するようだ。
寝ているときに無意識に身体が動き、階段を踏み外したような感覚になることを「ジャーキング」と呼ぶ。この現象は赤ちゃんから大人まで誰にでも起きうるもので、60%~70%の人が経験している。
ジャーキングは、起きている状態から眠りに入る境界で起こる。このときの脳は、とても不安定な状態なのだという。
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■間違った指令で発生
人間の脳には、身体を起こす「覚醒中枢」と睡眠を促す「睡眠中枢」がある。この2つの中枢が交互に指令を出しすことで、寝たり起きたりを繰り返す。
眠りに入る境目では、覚醒中枢と睡眠中枢がどちらが指令を出すかが曖昧になってしまい、何かの拍子に脳に間違った指令がいってしまい体がビクッとしてしまうようだ。
こういった間違った指令を「脳幹網様体の異常発火」と呼ぶ。この異常発火が起きてしまう原因は判明していないという。
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■起こりやすい条件は…
ジャーキングは、「睡眠不足」「過剰な運動」「カフェインの過剰摂取」「ストレス」を原因にして起きやすいという。どれも若い人に当てはまりやすい原因となっているため、年齢関わらず誰でも起こりうるが、若い人に起こりやすい現象と紹介した。
多くの人が経験しているジャーキングという現象は、体の異常ではなく誰にでも起きうるものだった。こういった自身の体を知ることで、睡眠不足などの異常事態に気づけるようになるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)