新型コロナウイルス感染者を責める風潮 7割が「おかしい」と批判的
誰でも感染する可能性がある新型コロナウイルス。感染者を責める風潮について調査を実施した。
25日、阪神タイガースは選手とスタッフの新型コロナウイルス感染を発表した。また、19日の試合後に飲食店を貸し切り、今回陽性と判定された選手とスタッフの一部が外食したことも明らかになり、プロスポーツ球団のコロナ対策に不満を漏らす人も少なくない。
そんな中、有名人だけでなく誰にでも感染する可能性があるにもかかわらず、コロナに感染すること自体を失態として責める風潮がある。そんな空気に嫌気を感じている人も多いようだ。
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■感染者を責める風潮に7割が疑問
しらべぇ編集部が全国の10~60代を対象にした調査で、「コロナ感染者を責める風潮はおかしいと思う」と答えた人は66.3%。
多くの人が、感染した人を責めるような風潮に疑問を感じている。
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■東北が最も疑問視
感染者を責める風潮をおかしいと思う人を地域別に見てみよう。
最も多かったのは、7月末まで感染者ゼロだった岩手県や、警察官が派遣形風俗店従業員の女性と濃厚接触したことでコロナに感染し、上司への報告を怠ったとして批判された青森県を含む東北で76.8%だった。
自身にも批判の声が及ぶ可能性の高さを感じている地域ほど、責めるような風潮を疑問視しているのかも。