新型コロナウイルス感染者を責める風潮 7割が「おかしい」と批判的

誰でも感染する可能性がある新型コロナウイルス。感染者を責める風潮について調査を実施した。

2020/09/30 11:00


 

■批判容認派の意見は

30代女性のHさんは、「ある程度の批判は仕方ない」と話す。

「私は仕事で高齢者と接するため、外食や友人との接触を極力避けている。正直ストレスは異常に溜まっていますが、感染を広げないためには致し方ないことと割り切って、我慢している。


そんな状況下で旅行や会食、夜の街になどに出かけるなどして、感染してしまうのはやっぱり不用意だと思う。ある程度責められても仕方ないのではないでしょうか」


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■疑問の声も

60代男性のIさんは、責めるような風潮に警鐘を鳴らす。

「新型コロナウイルスは厳重な対策をしていても感染してしまうもの。感染したくてしているわけではないので、責めるのはおかしいし、危険なのでは。


感染したまま出かけて移すなどの行為はもってのほかですが、正直に感染したことを告白し、治療を受けているのなら、『お大事に』と完治を祈るのが人として当然の対応でしょう。今の責めるような風潮を見ると、コロナより人のほうがよっぽど怖いと感じる」


コロナが全世界に広がっている現在、感染の可能性は誰にでもある。感染者を責めたくなる気持ちも理解できるが、完治を願う世の中のほうが好ましいのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年9月18日~2020年9月23日
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)

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