『鬼滅の刃』を彷彿させる藤が話題の名刹・白毫寺 守り続ける住職の想いを直撃
鬼滅の刃で鬼が嫌うろされている藤。この美しい藤の花が兵庫県の寺にあった…
鬼滅の刃でときおり登場する美しい藤の花は、劇中では鬼が嫌うとされている。それを彷彿させる藤が兵庫県の寺にあると今SNS上で話題だ。しらべぇ取材班は、美しい庭園を守り続ける住職にその想いを聞いた。
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■参拝者を優しく包み込む
JR福知山線・市島駅から車で8分の場所にある天台宗・五大山「白毫寺(びゃくごうじ)」。705年に法道仙人により開基され、1,300年以上の歴史がある。白毫とは、仏(如来)の眉間のやや上にはえているとされる白く長い毛で、光を放ち世界を照らすと言われている。
白毫寺では4月の桜にはじまり、藤・セッコク・スイレン・ハスと四季折々の花々が庭園内で咲き誇る。特に5月初旬の九尺ふじは巨大な紫のベールとなって、参拝者を優しく包み込む。
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■これまでの最長は180cm
白毫寺のメインの藤は、園芸品種名「九尺ふじ」と呼ばれる花穂の長い藤で、正式名称は「野田長ふじ」。下まで咲くと、これまで最も長いもので、180cmを記録しており、藤棚に咲き誇る姿は、まさに圧巻だ。