『M‐1グランプリ2020』マヂカルラブリーが16代目王者に 野田クリスタルは『R‐1』とダブル優勝
漫才日本一を決める『M-1グランプリ』の2020年大会にて、吉本興業所属のマヂカルラブリーが優勝を果たした。
今年日本一の漫才師を決める『M-1グランプリ2020』決勝が20日にテレビ朝日系で生放送され、吉本興業所属のお笑いコンビ・マヂカルラブリーが優勝を果たした。
■過去最多のエントリー
コロナ禍での開催となった今大会だが、エントリー数は過去最多を更新する5081組。
予選を勝ち抜いたアキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランドの9組と、番組中に発表された敗者復活枠・インディアンスの計10組が火花を散らした。
披露順は「笑神籤(えみくじ)」というくじ引きで決められ、マヂカルラブリーは6番目にネタを披露。ボケの野田クリスタルが舞台狭しと暴れ回る破天荒なネタで649点を獲得し、2位でファーストラウンドを通過した。
関連記事:マヂカルラブリーの『M−1』決勝ネタに有吉弘行は辛辣 「6位くらいだと思う」
■票が割れる大接戦
上位3組で優勝を争うファイナルラウンドでは、おいでやすこが、見取り図を相手に、2番目にネタを披露。1本目と同じく野田が動き回るネタで、審査員7人中3票を獲得、見事16代目王者に輝いた。
審査員7人の票は2対2対3に割れ、歴代最高の接戦に。マヂカルラブリーに投票した審査員のサンドウィッチマン・富澤たけしは、「寝転がってるだけで優勝できるなんてすごい」と2人の漫才を讃えている。
関連記事:野田クリスタル、『R-1』優勝もブレークできず嘆き 「割りに合ってない」
■野田はR-1王者にも
マヂカルラブリーは野田クリスタルと村上からなる結成13年のコンビで、野田はパンサーの尾形貴弘や銀シャリ、村上は渡辺直美やミルクボーイ、阿佐ヶ谷姉妹らを同期に持つコンビ。
2017年には初出場を果たしたが、審査員の上沼恵美子に辛辣な評価を受けたため、以降「不仲」を他番組でネタにしていた。
しかし、今回は上沼からも高評価を受け、歴史的和解と大きな話題に。また、野田クリスタルは3月の『R-1ぐらんぷり』でも優勝しているため、霜降り明星の粗品に続いて歴代2人目の二冠となった。
二冠を引っさげてお笑い界を席巻する大ブレイクを果たすのか、今後の活躍に注目が集まる。
・合わせて読みたい→デヴィ夫人、『スト5』が気に入りカプコン株購入? ゲームファンは「発想すごい」と絶賛
(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)