日本医師会・中川会長、会見で不織布以外のマスクの効果について言及
日本医師会・中川俊男会長が、正しいマスクの着用を呼びかけ。手作り・ウレタンマスクについても言及。
20日、日本医師会の中川俊男会長が会見を実施。手作りマスクやマウスシールドが、不織布マスクに比べて感染予防効果が低いと言及し、改めて正しいマスクの着用を呼びかけた。
■基本的な感染対策の徹底を
会見にて「日本国民は公衆衛生意識の高い、節度ある生き方をしてきた」とし、改めて「基本的な感染対策の徹底をお願いします」と呼びかけた中川会長。
まずは手洗い、そしてマスクの着用を呼びかける中で、中川会長は、手作りマスクやデザイン重視のマスク、マウスシールドについて、「不織布マスクに比べて感染防止効果が低いとされているものもあります」と言及している。
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■マスクは正しく着用するように
続けて、「マスクは着けることが目的ではありません。隙間ができないように鼻と口を覆い、感染を防ぐことが目的です」とマスク着用の目的を振り返る中川会長。「マスクは正しく着用していただくよう、お願いいたします」と強く呼びかけた。
また、障がいや持病など、やむを得ない事情でマスクを着用できない人に関しても、同時に理解を求めている。
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■「富岳」のシミュレーションが話題に
理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳」のシミュレーションによって、布やウレタンを使用したマスクよりも、飛沫の拡散を防ぐ効果が高いと言われていた不織布マスク。
シミュレーション結果が話題に上がっていたこともあり、SNSでは「マスクはファッションの1部じゃないって事だよね」「不織布マスクに切り替えるか」など、改めて感染対策に向き合おうとする声が見受けられた。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)