新型コロナ接触確認アプリ『COCOA』、一部で連絡いかず Androidユーザーから不満の声
新型コロナウイルスの接触確認アプリで濃厚接触の検知や通知が行われていなかったことが3日に分かった。
新型コロナウイルスの接触確認アプリ『COCOA』で去年9月末以降、一部スマートフォン利用者に対し、濃厚接触の検知や通知が行われていなかったことが分かった。SNSでは不満や驚きの声が上がっている。
■iPhone版は影響なし
新型コロナウイルスの感染拡大防止として、昨年6月に厚生労働省よりリリースされた『COCOA』アプリ。公式サイトによるとアプリのダウンロード数は今月2日時点で2460万件を超え、陽性登録件数は1万を超えている。
しかし田村憲久厚生労働大臣の記者会見によると、Android版アプリの利用者に対し、濃厚接触の検知や通知が行われていなかったという。Android版の使用者は全体の3割ほどで、iPhone利用者への影響はないとのこと。
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■不具合は仕方ないが…
ツイッターでは同日、アプリ名がトレンド入りを果たし「なんのためのアプリ?」「秋以降ってもはや機能してないじゃん」「ちょっと待って確認とかメンテナンスしてないの?」など不満や驚きの声が集まっている。
中には「不具合あるのは仕方ない」「一般的なアプリでまあまあ起こりがちなやつ」とアプリ不具合に理解を示しつつも、これまで放置されていたことに疑念を抱く人も少なくない。
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■5人に1人が「接触アプリ登録」
しかし「そもそもこのアプリ、ダウンロードしてない」という人も。ちなみにしらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,844名を対象に調査したところ、全体の21.4%が「『接触確認アプリ』の登録をしている」と回答。
性年代別にみると、20代が最もアプリをダウンロードしていることが分かった。
「COCOA」アプリの通知で家族や自身の状況を把握していた人もいるだろう。アプリの修正について、田村大臣は「2月中旬までに障害を解消すべく取り組んでいく」と述べている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)