島根県が聖火リレー中止を検討 出発地となる福島県の反応を直撃
島根県が東京オリンピック聖火リレー中止の検討開始。出発地である福島県の対応は…
島根県の丸山達也知事は17日、5月に実施予定の東京オリンピック・パラリンピックの県内での聖火リレーについて、東京都などの感染症対策への改善などがない限り、中止せざるを得ない考えを示した。
■問題点が解消されない限り
丸山知事は、17日に県で開催された臨時の聖火リレー実行委員会で「現在、存在する問題点の解消がなされない場合、(聖火リレー)中止をしていただきたい」と発言した。
島根県内での聖火リレー中止を検討した理由として、「東京都と政府が適切な新型コロナウイルス対策を講じていないため」としている。また、オリンピック開催中に東京都から感染が拡大すれば、感染を抑えられている県民や地元飲食店に影響が出かねないと懸念。
丸山知事は以前から、新型コロナへの東京都や政府の対応を批判していた。県は約1ヶ月程度、東京都や政府の対応を見て、正式な決定をするという。
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■出発地は変更なし
一方、聖火リレーのスタート地点となる福島県庁企画広報担当は、しらべぇ編集部の取材に対して「聖火リレーについて特段の変更はなく、県内では3月25日から3日間実施する」と述べた。
福島県の復興のシンボルとなる「ナショナルトレーニングセンター・Jヴィレッジ」(楢葉町)でオリンピック組織委員会主催のグランドスタート(式典等)が開催され、その後初日は南相馬市まで聖火がリレーされる。