橋本聖子氏が会長就任へ 杉村太蔵氏「つらい決断だなって気がします」
森喜朗会長の後任は、橋本聖子氏か。報道を受けて、杉村太蔵氏は「政治家としてはつらい決断だったと思う」とコメント
18日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗元会長の後任について、橋本聖子五輪担当相が、組織委からの就任要請を受託したと報じられた。
■組織委からの就任要請を受託か
報道によると、同日に行われた理事会にて、組織委からの就任要請を橋本氏が受託したことが報告されたという。
同日は午後2時から評議員会が開かれ、橋本氏を新理事に選任。その後開かれる理事会にて、橋本新会長が誕生するとみられる。
なお、大臣規範では公益法人の役員との兼職は禁じられているため、橋本氏は会長に就任した場合、五輪担当相は退任となる。後任候補としては、丸川珠代参院議員の再登板が有力との報道も。
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■杉村氏「つらい決断だったと思う」
橋本氏については、同日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)でも扱われた。
その中で、杉村太蔵氏は「橋本さんは、委員長の資質に誰が見たって当てはまる」としながらも、「ただね、大臣ですよ? 確かに『五輪担当大臣』って付いてますけど、じつはそれよりも女性活躍推進担当大臣、男女共同参画担当大臣なんです。こっちのほうが…って言ったらアレだけども、やっぱり政治家としては世の中を変える大きな仕事」。
そして「大臣が、大臣を辞めていち財団法人に行くっていうのは、ちょっと酷だなって気がする。政治家からすると、つらい決断だったなって気がします」と述べた。
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■ネットの反応は
注目されていた、森元会長の後任。インターネット上では様々な反応が見られるが、有力候補として橋本氏の名前が挙げられると同時に、一部で橋本氏の「2014年のソチ五輪でのセクハラ問題」を懸念する声も。
同日の『ミヤネ屋』に出演した本村健太郎弁護士は、被害者側が「セクハラとは思っていない」と火消ししたかたちになっているが、海外では、日本以上に女性が加害者となるセクハラ問題を重く受け止める傾向もあるとし、「海外からの批判は懸念される」とした。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)