「生理用品が買えない」 報道に対する“ネットの反響”に目を疑った
NHKの『おはよう日本』が「経済的な理由で生理用品を買うことができない」女性たちの問題を特集。ショッキングな実情が波紋を広げている
4日放送の『おはよう日本』(NHK)にて、コロナ禍における貧困問題の1つとして、「生理用品を買うことができない女性たち」の存在について取り上げられた。ショッキングな内容が、インターネット上でも波紋を広げている。
■困窮し「生理用品が買えない」
番組では、活動団体「#みんなの生理」が、今年2月17日~3月2日に高校生以上の若者671人を対象に実施した「生理」に関するアンケート調査が紹介された。
調査の結果、「経済的な理由で生理用品を買うのに苦労した」と答えた人が約2割、さらに「トイレットペーパーなどで代用した」と回答した人は約3割にも及んでいたという。
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■バイトが激減し困窮する学生
さらに番組内では、生活費をアルバイトで稼いでいるという専門学校生への取材VTRも放送された。
女性は、新型コロナウイルスの影響でアルバイトのシフトが激減し、以前は月10万円ほどあったアルバイトの収入は、現在は2万円にも満たない状況に。
女性は「生理用品にかけるお金がない」と話し、現在はトイレットペーパーや布などで代用しているというが、それでは経血を防ぎきれず、学校やアルバイトを休まざるを得ない日もあり、生活にも支障をきたす深刻な状況が浮かび上がった。