1日に海老8千匹使うお取り寄せスープカレーが話題 おいしさの秘訣を直撃
冷凍商品とは思えないほどの味とボリューム。その原点になっているものとは…
経済産業省によると、2019年の消費者向けインターネット通販の市場規模は19兆3,609億円で、前年比7.65%増。今年度はコロナ禍による巣ごもり需要の影響から大きな伸びが予測されている。そんな中、北海道の行列ができる人気店の「お取り寄せスープカレー」が話題を呼んでいる。
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■連日大行列だったが
北海道札幌市に旗艦店があり、道内と東京に計13店舗を要する「奥芝商店」。三代目にあたる現代表は、母がたまに作ってくれる海老の頭でだしをとったお吸い物が大好きだった。
そのだしとスープカレーを融合させたところ、たちまち大人気となり、実家店(札幌市)には連日行列ができた。1日に約400食を売り上げる大盛況だったが、コロナ禍で来店客が7割減となってしまった。
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■一日に海老8,000匹使用
そこで2020年4月から店舗とほぼ同じ味の「お取り寄せスープカレー」の販売を開始。100食分のだしをつくるために、2,000匹の海老を使う。現在工場では一日に400食分生産しているため、海老だけでも8,000匹使用している。
そのだしを入れたスープを約10時間コトコト煮込んで、その後24時間冷まし熟成させる。購入者からは「感動するおいしさ」、「店舗そのままの味」、「ボリュームたっぷりで驚いた」などの声があがっている。
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■冷凍食品とは思えない
お取り寄せ1番人気は、「竜宮の賄い海鮮スープカレー」で大きな海老やホタテ、あさり、小さな海老5尾がごろっと入っている。冷凍食品とは思えないボリュームは代表自身のこだわりでもある。
2番人気が宗谷黒牛100%ハンバーグがたっぷり入ったスープカレー。辛いものが苦手な人でも安心な、家庭で作るカレーの中辛程度の辛さとなっている。