「見た目がエグいトマトが一番甘い」って本当? 日本一農家においしく食べるコツを聞いた
日本一のトマト農家がすすめるおいしく食べられるイチオシの方法とは…
農林水産省によると、3月8日の週の野菜の全国平均価格は、トマトがキロあたり612円と平年比86%の価格となっている。また、特に安いのがはくさい(平年比60%)、キャベツ(平年比65%)、レタス(平年比70%)だ。
そんな中、「見た目が悪いトマトがじつは一番甘かったりする」との投稿が話題を呼んでいる。
■見た目はエグいが一番甘い
投稿した「トマト専門曽我ファーム」(新潟市)は、野菜ソムリエサミットでフルーツトマト食味・購買部門大賞をダブル受賞したトマト日本一農家。
トマトには尻腐れ果という外品がありますが実はこれが一番甘かったりします。見た目エグいですが黒い部分を切り落とせば問題なく食べられます。スーパーで普通に買い物している分にはまず出会いませんが、直売所などでもし見つけたら買ってみてください!#意外にこれ知られてないんですけど pic.twitter.com/84HWutZw5d
— フルーツトマトの曽我農園 (@pasmal0220) March 20, 2021
今回紹介したのは、トマトの「尻腐れ果」。「見た目はエグいですが、黒い部分を切り落とせば問題なく食べられます。スーパーで普通に買いものしている分にはまず出会いませんが、直売所などでもし見つけたら買ってみてください」とツイートした。
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■尻腐れ果ができる理由
返信欄には、「なぜ尻腐れ果ができるの?」との声があがっている。曽我氏に聞いたみたところ、まずトマトを甘くするためには、栽培中にトマトが吸える水分を少なくすることによって、強いストレスをかけるそうだ。このことによって実が小さく固くなる。
結果として、果実中の糖分が上がり甘く感じるようになるという。尻腐れ果の直接の原因は、ストレスがかかることによる果実がカルシウム欠乏になるという説もある。