月曜朝にトレンド浮上した「連載再開」 『ジャンプ』読者を絶望に叩き落とす結果に
毎週月曜日といえば『週刊少年ジャンプ』の発売日。突如トレンド上位に浮上した「連載再開」という言葉に、何故か落胆の声が相次いでいる。
多くの人々によって憂鬱な「月曜日」だが、雑誌『週刊少年ジャンプ』の発売日という一筋の光明が差す曜日でもある。
本日22日の月曜日はツイッタートレンドに突如「連載再開」の4文字が急浮上し、多くの『ジャンプ』読者を落胆させているようだ。
■『ジャンプ』読者における「連載再開」
基本的にめでたい報せであるはずの「連載再開」に、なぜ絶望の声が多数寄せられているのか。それにはまず、『ジャンプ』における「連載再開」が何を指すかを把握しておく必要があるだろう。
基本的に作者の体調不良などが原因で一定期間の「休載」に入った作品の連載が開始される際に用いられる「連載再開」の報せだが、大多数の『ジャンプ』読者にとって「連載再開」とは「『ハンター×ハンター』の連載再開」を指すと断言しても過言ではない。
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■ご存知、レジェンド漫画
『ハンター×ハンター』(以下:ハンター)といえば、1998年に同誌での連載が始まった大人気漫画。作者・冨樫義博の才能が遺憾なく発揮された同作ではいわゆる「能力ものバトル」に「高度な心理戦」がブレンドされ、子供はもちろん多くの大人をも魅了している。
特に「厨二心」をくすぐる描写は他作の追随を許さず、学生時代に腕に鎖を巻いて登校したり、トランプを武器のように扱った経験のある「かつての少年たち」も多いことだろう。
そんな『ハンター』は、休載が非常に多いことでも有名で、同作の連載が始まる1年前に連載開始となった『ONE PIECE』の(20年3月時点)最新刊が98巻であるのに対し、『ハンター』は36巻と、ダブルスコア以上の差をつけられてしまっている。
同作が最後に『ジャンプ』本誌に掲載されたのは18年11月26日発売の52号となるため、じつに「2年3ヶ月以上」という最長の休載記録を更新中。
そんなタイミングの月曜日に突如、ツイッタートレンドの上位に「連載再開」の4文字が現れれば、多くの『ジャンプ』読者は「ひょっとしてハンターが再開!?」と、パブロフの犬よろしく過敏に反応してしまうのである。