「絶対乗ってはいけない」エスカレーターが話題 秋葉原ソフマップにそれはあった
建物内をスムーズに移動するには不可欠な存在がエスカレーター。しかし、思わず乗るのを躊躇してしまうタイプのものも…。
健康のためには階段を利用した移動が望ましいが、階数が多いとそうは言っていられないもの。エレベーターおよび、エスカレーターといった文明の利器の出番である。
ツイッター上では近頃、「絶対に乗ってはいけない」と話題のエスカレーターが存在するのをご存知だろうか。
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■これは確かに乗れない…
注目を集めているのは、ツイッターユーザー・笹と藻さんが先月末に投稿した一件のツイート。本文には「上りエスカレーターの隣にこれは反則でしょ」とつづられており、エスカレーターの写真が添えられていた。
こちらのエスカレーターには、人気漫画『メイドインアビス』を原作とするアニメキャラクターのボンドルドのパネルが置かれているのがポイントである。
上りエスカレーターの隣にこれは反則でしょ pic.twitter.com/B9W7EWsS83
— 👑笹と藻👑 (@ZEKE0326_15) March 29, 2021
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■なぜ「反則」なのか?
元ネタが分からない人にはピンと来ないと思うが、『アビス』内には「上昇負荷」と呼ばれる現象が存在し、下に降りるぶんには何も起こらないが、一旦下に降りたのちに上に戻ろうとすると人体に異常が発生してしまう設定が。
軽い症状では吐き気や頭痛程度で済むが、場合によっては全身からの出血や精神崩壊、最悪死に至ることも起こり得る。ボンドルドはいたいけな子供たちを使い、そんな上昇負荷の実験を繰り返す人物で、ファンの間では「ゲス外道」の異名も持つ憎っくきマッドサイエンティスト的な存在。
そのためこちらの設定を知っているユーザーからは「これ確信犯だろ…」「上の階に着いたら人ではなくなってそう」「エスカレーターの隣にコイツ置くなよ(笑)」といった声が多数上がっているのだ。
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■実際に現地へ行ってみると…
ツイート投稿主の笹と藻さんに話を聞いてみると、こちらのパネルを見かけたのは東京・秋葉原「ソフマップ」の4号店・アミューズメント館だという。「この配置を見た瞬間に察しましたね(笑)」「店員さんは狙ってやっているのだな、とニヤニヤしました」と、発見時の様子を語ってくれた。
ちなみにこちらのパネル、じつは4月に突入した現在もソフマップ4号店にしっかり設置されているのだ。
笹と藻さん同様、元ネタに気づいた来客は多いようで、記者が何度か現地をウォッチしに行くと、その度にこちらのパネルとエスカレーターが入った構図の写真撮影に勤しむ人物が確認できた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)