中心選手がケガで不在も好調な西武 リーグダントツの成績は打撃ではなく…
圧倒的な盗塁数を誇る埼玉西武ライオンズ。源田内野手とルーキー若林外野手はすでに6個を記録。
埼玉西武ライオンズは11日、敵地・ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテマリーンズに勝利し、カード勝ち越しを決めた(2勝1敗)。目立ったのは、西武の積極的な盗塁だ。
■源田内野手の2盗塁が効いた
先発の平井克典投手は7回1失点5安打8奪三振の好投。3回に1点を失ったものの、5回以降はヒット一本も許さない圧倒的な投球をみせた。ピンチは1点リードで迎えた8回、代わった平良海馬投手が安打と連続四球で2アウト満塁のピンチを招くが、菅野剛士外野手を見逃し三振に切ってとった。
打線は1点ビハインドで迎えた4回、先頭の源田壮亮内野手がセンターへのヒットで出塁後、2盗と3盗を成功させて1アウト3塁を演出。
そのチャンスを「4番・DH」でスタメン出場した、中村剛也内野手が犠牲フライを放ち同点に戻す。さらに5回にも1点を加え、2対1の投手戦を制した。
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■リーグでもダントツ1位の盗塁数
この3連戦で西武は10個の盗塁を記録し、シーズンの合計盗塁数は20個とパ・リーグ1位。2位のロッテと北海道日本ハムファイターズが8個ということを考えると、どれほど抜けた数字か分かるだろう。
その中でも、源田内野手とルーキーの若林楽人外野手はすでに6個の盗塁を記録。その他にも、16、19年に盗塁王に輝いた金子侑司外野手が3個と、走れる選手がそろっているのだ。
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■「走」の西武から目が離せない
西武といえば、強力な打撃陣がそろう「山賊打線」が有名。しかし、山川穂高内野手や栗山巧外野手、外崎修汰内野手といった打線の中心を担う選手がケガで離脱しており、厳しい状況が続く。
以前よりも長打が見込めない今、盗塁で得点圏にランナーを運んで相手チームにプレッシャーを与え、得点を奪うシーンが増えたように感じる。今後は、「走」の西武の野球からも目が離せない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)