土屋アンナ、小児わいせつ教員の“免許再取得問題”に怒り 「戻れるなんて…」
『スッキリ』にて、教職員による小児わいせつ問題について特集。ここ10年ほど増加傾向にあり、スタジオがどよめく一幕も
23日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、教職員による性犯罪について特集。現状では教員免許が失効しても、早ければ3年で再取得できてしまうことなどが紹介され、コメンテーターとして出演していた土屋アンナも強く苦言を呈した。
■ここ10年で増加傾向に
番組では、2010年から2019年までのわいせつ行為などで処分された公立学校の教職員数が紹介され、ここ10年で増加傾向にあると報道。2019年は273人で、このうち126人は児童・生徒に対してわいせつ行為をした教員だったという。
こうした事態を受けて、文部科学省では今年2月に、わいせつ行為などで教員免許を失効した教員について、官報に掲載された教員を検索できる期間を直近3年→直近40年に延長。わいせつ行為で懲戒免職になった人が経歴を隠し、もう一度採用されることを防ぐねらいで、こうした取り組みが各所で進められているという。
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■早ければ3年で免許の再取得可能?
しかし、現在の法律では「懲戒免職で(免許が)失効しても早ければ3年で再取得することも可能」であり、再犯率も高いことが紹介されると、スタジオもどよめく。
土屋は「性犯罪もそうだし、小児わいせつもそうだけど…アメリカとかでは、性犯罪を犯した人はGPS付けるんですよ。それぐらいの処置をしないと、また再犯するし、3年で教員に戻れるなんて、絶対的にやめたほうがいい」と苦言を呈した。
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■ネット上でも様々な声
番組の特集に、視聴者からも様々な声が。インターネット上では「あり得ない! なんなんだこの甘さ! 信じられない」「性犯罪に関しては再犯率が高いし、GPSなり何かしらの処置はしてくれないと怖い」という怒りや不安の声が上がった。
また、海外のケースを例に挙げた土屋の的確なコメントにも「土屋アンナ正論! 性犯罪者にはGPS付けてる国もあるのに日本は刑が軽すぎる」と共感する声もつぶやかれている。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)