チコちゃんが不動産広告の謎に迫る 「徒歩1分=80メートル」の元になった”鈴木深雪さん”とは

『チコちゃんに叱られる』で不動産広告の徒歩何分には明確な基準があった。実際歩くと広告より時間がかかるのはなぜなのかチコちゃんが解説した。

2021/05/08 12:30


チコちゃん

8日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「不動産広告の『徒歩○分』ってなに基準」が注目を集めている。



■基準は「ヒールを履いた鈴木深雪さん」

チコちゃんは、この疑問に対し「ヒールを履いた鈴木深雪さん」と回答。不動産の徒歩所要時間は、「道路距離80mメートルにつき約1分」が基準であるが、これは鈴木深雪さんが元になっているという。

1963年にできた宅地建物取引の表示に関する公正競争規約には、「徒歩による所要時間については、80メートルにつき約1分」と記載されている。

1990年に書かれた人の歩く速度についての論文によると10歳から60歳男女の平均歩行速度は分足77.3mで、1963年に作られた1分で80メートルは妥当な数字である。


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■広告ルールが影響

明確な基準があるにも関わらず、実際に見る徒歩○分にばらつきがあるように感じる。これには、広告表示ルールの複雑さが関係しているという。

例えば、「駅から徒歩○分」の開始点は、改札ではなく駅の出入り口と決まっていたり、駅から物件まで最短ルートで行っても「信号や踏切は考慮されない」「坂や階段も普通の道として扱う」「物件は一番近い敷地の場所が基準」となっていることから、実際の感覚とはズレてしまうという。

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■制定時はデタラメが横行した不動産業界
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