菅義偉首相、会見で「より強いメッセージ必要」 五輪は「実現可能」繰り返す
14日20時、菅義偉首相が記者会見を行い、3道県への緊急事態宣言などについて説明。同じ発言を繰り返す場面も。
菅義偉首相は14日20時、官邸にて記者会見を開き、緊急事態宣言への北海道・岡山・広島の3道県の追加、および群馬・石川・熊本の3県へのまん延防止等重点措置の適用について発表した。
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■当初は「短期集中」
菅首相は、ちょうど1週間前の7日夜に記者会見を行い、当初11日までの予定だった緊急事態宣言の31日までの延長と、愛知・福岡両県を対象地域に加えることを発表していた。
今回の会見は、それからわずか7日後。発令当初は「11日間の短期集中」を繰り返し、対象地域も絞っていたが、変異株の比率も高まりつつあり、事態は、首相の思惑とは全く逆の方向に進んでいるように見える。まさに「ずるずると」という擬態語がふさわしい情勢だ。
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■今朝の分科会で提言
菅首相は、「地域によって差が見られる」としながらも「急速に拡大している地域がある」とし、「今朝の分科会においては専門家の方々からより厳しい対応、より強いメッセージを出すことが必要との考えが示された」と述べた。
北海道・岡山・広島への緊急事態宣言は16日から31日まで。群馬・石川・熊本の3県へのまん延防止等重点措置は、16日から6月13日まで適用される。