小池都知事、「宣言の延長必要か?」という記者の問いに「国の判断」とピシャリ
緊急事態宣言の再延長はあるのだろうか。定例会見で小池都知事が語った東京都としての方針とは…
21日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。一部で報道されている緊急事態宣言「再延長」についての見解を述べた。
■緊急事態宣言の再延長は?
会見終盤、記者から「5月31日の期限まであと10日、一部では延長も視野に政府が検討しているという報道もあるが、知事は延長は必要だという認識なのか」という質問が飛ぶ。
それに対して小池都知事は、「目下、緊急事態宣言が実施中だという現実があります。都として引き続き、都民の皆さんと意識を共有しながら感染の拡大を確実に抑え込むことに全力を尽くす」と現在の状況について説明し、必要か否かという自身の考えについては明言を避けた。
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■国と協議して進めると回答
気になる今後の対応については、「感染状況を注視しながら、宣言をどうするこうするかは国との判断ということになりますので、国と協議をしてコロナ対策をしっかりと進めることに変わりはございません」と落ち着いた口調で語った。
いずれにしても東京都だけでは判断ができない部分であり、国と話し合って慎重に進めるべきだと考えているようだ。
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■新規感染者数は高い水準
東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数は、緊急事態宣言中だが高い水準を維持。21日金曜日の感染者数は649人と、先週金曜日と比べると約200人ほど減少したが、いまだ予断を許さない状況に変わりない。
小池都知事が「ゲームチェンジャー(形勢一変)になる」と繰り返すコロナワクチンについても都民全体に行き届いておらず、宣言延長となってもおかしくない。はたして、国と東京都はどのような判断を下すのか注目が集まる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)