アトラクションのような乗下船がスゴイ 大東島に船が接岸できない理由とは
「ゴンドラが持ち上がった瞬間、みな『おー!』と声をあげていたが、見た目ほど怖くはない」と投稿者。
沖縄本島の東方約360キロに位置する北大東村は、沖縄でもっとも早く朝日が昇る島。北大東島と南大東島の2つの島からなっており、一年を通して暖かいが、台風のスポットとなっている。
海上が荒れることも多く、うねりの影響を港が受けやすい。そのため、大東島では船が港に接岸することができないのだ。
■驚きと恐怖心に襲われた
そのため、港から5~6メートル離れた位置に船が停泊。そこからゴンドラに乗って、クレーンで港に上陸する。約5年前にこの経験をした投稿者のたぬきねこさんは、「クレーンでつられて乗下船することは知っていたが、実際に目にすると、驚きと恐怖心に襲われた」と話す。
大東島でのスリリングな乗下船方法! pic.twitter.com/rz5yVLr82e
— たぬきねこ (@JGXC4035370) June 22, 2021
また、「ゴンドラが持ち上がった瞬間、みな『おー!』と声をあげていたが、実際には見た目ほど怖くはなく、景色を見ながら海のきれいさも楽しめた」と当時を振り返る。
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■当日朝に運行を決定
フェリーを運行する大東海運の担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「島ができてから、ずっとこの方法で行っている」と話す。フェリー「だいとう」は、那覇と大東島を年間約60航海しており、所要時間は15時間。
1ヶ月先までのスケジュールは、ホームページ上で公開されているが、実際に運行されるかは当日朝に決定。
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■新型コロナが落ち着いてから
実際に今月14日の便が、海上シケのため10日間出港できずに、結局25日まで延びてしまった。現在、観光客からの問い合わせはあるそうだが、島民は新型コロナ感染を心配しているという。
最後に担当者は、「島には診療所しかないため、新型コロナが落ち着いた際にぜひ利用してほしい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)