大雨で冠水した芦ノ湖の駐車場で泳ぐヘラブナたち 衝撃映像の投稿者に聞いた
大雨で水があふれた芦ノ湖では、冠水した駐車場で魚たちが泳ぐ事態に。
3日、熱海市の土石流や沼津市では黄瀬川大橋の崩落など、静岡県を中心に大きな被害をもたらした大雨。スポーツフィッシングのメッカのひとつとして知られる神奈川県・箱根の芦ノ湖でも、衝撃的な映像が撮影され、注目を集めた。
■芦ノ湖の駐車場に大量の魚が
3日、ツイッターに動画を投稿したのはゆうきさん。神奈川県内在住で、ブラックバス釣りのために芦ノ湖や西湖などに出かけることが多いという。
ゆうきさんが投稿した動画は、友人の澤田さんが撮影したもの。当日、芦ノ湖では『バスオブジャパン』という釣り大会が実施される予定で、そのために訪れて撮影したとのことだ。なお、大会は大雨のために中止されている。
箱根の芦ノ湖が氾濫…
駐車場には魚が泳ぐレベル。。 pic.twitter.com/NDskk8eftc— ゆうき@FishingMemory (@yuki_karima) July 3, 2021
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■大型のヘラブナが数匹
動画にも音声が入っているが、ゆうきさんによれば写っている魚は40cm前後のヘラブナ。琵琶湖原産のゲンゴロウブナの変種で、ブラックバスとは異なり、エサ釣りのターゲットとしても人気の魚だ。
「濁りや浅瀬を求めて増水時などによくある特徴的な光景です。まだ産卵も絡んでいるようにも思います。それが今回は駐車場になってしまった感じです」と、ゆうきさん。
産卵時に浅瀬に集まる行動は「乗っ込み」と呼ばれ、エサ食いもいいために釣り人にとってはチャンスの時期。しかし魚たちにとっては運悪く大雨と重なってしまった結果のようだ。
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■翌日には姿なく
撮影者の澤田さんは、その後無事に帰宅することができ、また4日朝にゆうきさんが芦ノ湖を訪れた際、この駐車場にはすでにヘラブナの姿はなかったとのこと。
現在は霧雨になっている芦ノ湖周辺エリアだが、気象予報士の千種ゆり子さんによれば、静岡・神奈川は現在でも土の中の水分量が警戒レベルの地域もあり、引き続き注意が必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)