赤城山のシンボル・啄木鳥橋が一部崩落 県は「予算の関係もありなかなか困難」
「1~2年でできることではない。スピード感を持ってやれば10年はかからないと思うが」と担当者。
標高1,828メートルあり、伸びやかな裾野を持つ赤城山は、群馬県の象徴ともいえる名山。深い森と大小の湖沼、湿原を抱え、多様な動植物が生息している。その公園内にある、風光明媚な啄木鳥橋が一部崩落してしまった。
■2019年から全面通行止め
県立赤城公園は、赤城山頂部の豊かな大自然の中に広がる、およそ1290ヘクタールの県立公園。開設は1935年2月で、公園内の啄木鳥橋は1969年度に設置された。
しかし、老朽化により木製部材やコンクリート部材の腐食や劣化が確認されたため、2019年2月23日から全面通行止めとなった。
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■観光客にも人気
その橋の木製部の一部が、4日に落下。赤城山湖畔にある青木別館はTwitter上に「最近の大雨でついに柱が落ち、バランスが崩れ全体がゆがみ崩壊寸前?大変危険な状態」などと写真付きで投稿。
☆啄木鳥橋
現在老朽化で通行止になっている橋ですが、最近の大雨で遂に昨日柱が落ち(両サイド)バランスが崩れ全体がゆがみ崩壊寸前?大変危険な状態👀県が下見に来ます!#赤城山 #啄木鳥橋 pic.twitter.com/jFaQbbje8c
— 赤城山 青木別館 (@ao18719048) July 5, 2021