尾木ママ、新型コロナ「規制撤廃論」を批判 慎重にならざるを得ない理由を説明
教育評論家の尾木直樹氏が海外のようにマスク・密などの規制を撤廃しても大丈夫という説への批判を述べた。
教育評論家の尾木直樹氏が自身のAmeba公式ブログを更新し、新型コロナウイルスの規制を撤廃したほうが良いとの説を痛烈に批判した。
■五輪に万全尽くす責務
自身のブログで「米英のようにマスク、密などの規制を今すぐ撤廃しても大丈夫論」に対して暴論に近いのではないかと指摘した尾木氏。尾木氏がそう主張する理由は大きく4つだ。
1つ目は目前に迫っている東京五輪の開催。日本には安全な大会を開催するために万全を期す国際的、または歴史的な責任があると訴えかける。
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■進まないワクチン接種を懸念
尾木氏は2つ目の理由として思ったように進まないワクチン接種をあげた。国内製ワクチンの治験も終わらず、供給を海外に頼らざるを得ない現状では規制の解除は危険すぎると説明した。
3つ目の理由として三密どころかすれ違っただけでも感染すると言われているとデルタ株の驚異に触れ、4つ目としてそれだけではなく東京オリンピックを開催の影響で新たな変異株が生まれてしまう可能性もあると危惧している。
新型コロナの対策を軽々しく議論するのではなく慎重になってほしいと尾木氏は自らの心配をつづった。
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■賛同の声が集まる
ブログのコメント欄には尾木氏に賛同するかのように「納得しない答弁は聞き入れられません」「マスクをなしで外出したいですが、それは不可能」と国民の心配を力強く訴えかけるような声が集まっている。
こうした国民の声を無視した議論が行われないように見守りたい。
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(文/しらべぇ編集部・綾崎 かなめ)