福井市の豪雨で約7万3千人に避難指示 住民は「被害がひどいところは隣の家に避難も」
高須町などで土砂崩れが発生して道路が寸断され、合わせて57世帯97人が孤立した状態になっている。
福井県内は29日午前、上空の寒気や湿った空気の影響で大気が不安定になり、局所的に猛烈な雨が降った。気象庁は、福井市付近で同日午前6時10分までの1時間に約100ミリの雨が降ったとみられるとして「記録的短時間大雨情報」を発表。しらべぇ取材班は、住民や行政から話を聞いた。
■約7万3千人に避難指示
福井市は29日午前に、5段階の警戒レベルのうち「4」にあたる「避難指示」を出した。危機管理課によると、対象は午前11時現在20地区7万3565人。また、高須町などで土砂崩れが発生して道路が寸断され、合わせて57世帯97人が孤立した状態になっている。
さらに、奥平町、国見町などでも土砂で道路が寸断されて、車が通れなくなっているという。
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■市内各所で冠水
市内では、各地で川や側溝から水があふれたり、道路が冠水したりして、冠水は場所によっては10センチほどの深さに達していて、警察と消防が現場で住民の誘導や交通整理にあたっている。
また、剣大谷町では住宅2棟が床上浸水、1棟が床下浸水の被害が確認されている。
