尾木ママ、コロナ禍での甲子園開催に苦言 「不思議でなりません」
教育評論家の尾木直樹氏がコロナ禍で開催される夏の全国高校野球選手権大会に苦言を呈した。
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が9日に自身のブログを更新。 デルタ株の脅威が広がる中で夏の全国高校野球選手権大会(以下甲子園大会)が開催されることに苦言をのべた。
■新型コロナの流行下での開催を疑問視
夏の甲子園大会は当初、開会式と1回戦の3試合を本日に開催すると予定されていたが、台風9号の影響で悪天候が予想されるため8日に高野連は「10日に開幕を延期する」との決定をおこなっている。
その報道を耳にした尾木氏は驚きを隠せない様子だ。新型コロナウイルスのデルタ株が大流行していることもあり、医療体制は危機的状況になっている。それにも関わらず甲子園大会の開催が決行されることに尾木氏は「尾木ママは不思議でなりません」と首をかしげる。
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■強行開催にはあきれ顔も見せる
日本中がオリンピックに盛り上がろうとしている中でひっそりと先月の21日に開催が決定された甲子園大会。しかし、予選大会では学校関係者や選手の中で新型コロナの感染が発覚したために出場の辞退を余儀なくされてしまった高校も出ていた。
それにも関わらず表だっての議論はなく、納得できる対策の説明もないままに開催される甲子園大会に尾木氏は「主催者が大新聞社だからなのでしょうか?」とあきれ顔だ。
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■お盆休みも国民には自粛要請が続く
例年ならば夏季休暇の企業や学校なども多い中だが、東京都に大阪府と4県では4度目の緊急事態宣言が発令。「里帰りも墓参りさえ自粛要請、県をまたぐ移動は遠慮」と尾木氏が指摘するように東京都の小池百合子都知事などはお盆休みも不要不急の外出を控えるように訴えている。
甲子園大会に関わる野球部だけでなく吹奏楽部などでも部活動によるクラスターが発生している。そんな状態で行われる大会に尾木氏は「部活でのクラスター発生が問題になっているのに「説明」もないのは」と憤る。
危険に立たされている生徒たちを「尾木ママが知らないだけを祈りたいです」と尾木氏は心配しているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・綾崎 かなめ)