『世界遺産』で2週にわたって新たな自然遺産を特集 貴重な生き物たちの姿も
TBS系『世界遺産』では、22日と29日の2週にわたって「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を特集する。
今月22日、29日放送のTBS系『世界遺産』(日曜・午後6時)では、世界遺産として新たに登録されることが決まった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を2週にわたって特集する。
■2件の登録が決定
同番組がスタートした1996年には、広島県の原爆ドームや厳島神社が文化遺産として登録され、当時の日本の世界遺産はこの2件を含めて8件だった。
今夏にオンライン開催された、ユネスコの「第44回世界遺産委員会拡大会合」で、日本からは自然遺産として「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県・沖縄県)が、文化遺産として「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道・青森県・秋田県・岩手県)の2件の登録が決定。日本の世界遺産登録数は25件となった。
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■独自の植生や動物相
この吉報を受け、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を2週にわたって特集する。
これらの島がある琉球列島は、日本列島の南西約1000㎞にわたって連なる多数の島々で形成されている。4島の大きな特徴は、海底の火山活動や海底の隆起によって生まれた島ではなく、太古の地殻変動によってユーラシア大陸から分離してできた島であることだという。
そのため、大陸では滅んでしまった生物も生き残っており、それぞれの島の環境が、長い年月の中で独自の植生や動物相を多数育んできた。
番組では、JNNネットワーク局で、4つの島の地元局である沖縄・琉球放送(RBC)、鹿児島・南日本放送(MBC)の協力のもと、1年以上をかけて撮影した島々の独特かつ壮大な自然の模様を伝える。