小池都知事、急拡大する感染状況に対して… 「最大の危機を迎えています」
小池都知事、急拡大する新型コロナウイルスに危機感。週末は外出を控えてほしいと説明。
20日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。急拡大する新型コロナウイルスの感染状況について、最大の危機を迎えていると言及した。
■最大の危機を迎えている
会見冒頭、新型コロナウイルスの感染状況に触れた小池都知事。20日の東京都の新規感染者数は5,405人、7日間でならすと前週比113.6%の4,721人となっていることから、「最大の危機を迎えています。今以上に重要な時期はないのではと思います」と説明。
病床がひっ迫している現状については「都として死者、重傷者を出さないことを最優先に考えて、医療提供体制の課題解決を進めてまいりました。今このような状況は医療非常事態対応体制ということで、都庁の総力をあげて全庁一体となって取り組んでいきます」と力強く語る。
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■繁華街の人流は下がっているが…
1週間平均の新規感染者数は、3週連続で過去最多を記録。都内の累計患者数は30万2,796人となり、30万人を越えてしまった。
繁華街の人流については、緊急事態宣言直前の7月上旬と比べて約35%下がっているものの、感染力の強いデルタ株への置き換わりが進んだことから、新規感染者は急増しているのだ。
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■週末は外出を控えて
そんなデルタ株について小池都知事は、「皆さんのすぐ隣にいるという意識を持っていただくことが、全体として人流をさらに抑える行動変容につながる」「お盆明けのこの時期にどうやって皆で抑え込んでいくかを他人事でなく、自分事としてお考えをいただきたい」と強い口調で訴える。
明日からはお盆明け初めての週末とあって、「外出したい気持ちをグッと抑えていただきたい。やむを得ず外出する場合は、頻度、人数、時間を半減してほしい」と注意を促した。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)