小学校教師が飲酒運転で事故 同乗していた教師2人現場立ち去り
「教師同士が色々と言い合えるような風通しの良い組織にしていかなければならない」と教委。
栃木県教育委員会は、飲酒運転で事故を起こした小学校の男性講師、一緒に飲んで車に乗っていた同僚の女性講師と中学校男性教諭を停職6ヶ月の懲戒処分にしたと発表。3人は6日付けで依願退職した。
■ビールとハイボール6杯飲酒
県教委義務教育課によると、那須塩原市立大原間小学校男性講師(27)と同小学校女性講師(24)、同市立黒磯北中学校男性教諭(28)とその友人1人は、今年7月10日(土)午後9時頃から市内の飲食店で飲酒。その後男性講師が運転する車で、近くの飲食店駐車場に移動した。
その駐車場にバックして止めようとしたところ、後ろに止まっていた乗用車に衝突。被害者が警察に通報し、男性講師の飲酒が発覚した。教委の聞き取りに対して「ビールとハイボール計6杯を飲んだ。近い距離の移動なら大丈夫だろうと思った」などと話したという。
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■同乗教師が現場から逃走
同乗していた女性講師と中学教諭は、現場から逃走。中学教諭は「怖くなって現場から離れた」と語ったそう。また女性講師は家に帰宅していた。
県教委の人事担当はしらべぇ編集部の取材に対して、「教師という前に、社会人として絶対にあってはならないこと。衝撃とともにショックを受けている」と話す。
また、「男性講師と女性講師が勤務する小学校校長からは、コンプライアンス研修などを熱心に行っていたと聞いている。研修を行っていたにも関わらずこのようなことが起きたので、なにかほかに出来ることはないか検討中」と述べた。