小池都知事、緊急事態宣言と社会経済活動の両立に言及 今後の方向性については…
小池都知事が定例会見で緊急事態宣言延長について言及。気になる今後の施策については…。
10日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。緊急事態宣言の延長と社会経済活動との両立について言及した。
■医療非常事態は続いている
会見冒頭、新型コロナウイルスの感染状況について触れた小池都知事。2日に発表された新規感染者数の7日間平均が3,140人に対し、9日の新規感染者数は1,675人(7日間平均では1,837人)と、一気に1,000人以上も減少している。
しかし入院患者は3,909人、重症者は251人といまだに高い水準にあることから、「一進一退が続いている。医療非常事態という状態はまだ続いている」と危機感をあらわにした。
関連記事:小池都知事、繁華街での人流増加を指摘 夜間の滞留人口の多くは40~50代
■都としては医療体制の強化を推進
都としては重症化を防いで都民の命を守るため、医療提供体制の強化の推進をしているという。具体的には、9月末には確保病床が6,651床(8月23日時点では5,967床)となる予定だ。
それだけでなく、回復期にある患者を転院して受け入れる「回復期支援病床」も1,500床(8月23日時点)から、1,785床に増加する。