体を診察させた婦人科医師が9年越しで実父と判明 30代女性がトラウマの代償に提訴
人工授精で生まれた女性が、生物学上の父だと知りながら自分の婦人科の診察をしていたとして医師を提訴した。
自分が長年診察を受けてきた婦人科医が生物学上の父であったと知った女性が、精神的苦痛などを理由に医師を提訴した。『Mirror』など海外メディアが報じている。
■子を授けてくれたヒーロー
モーガン・ヘルクイストさん(35)には、事故で下半身麻痺の重傷を負った育ての父がいる。匿名の医学生の精子で人工授精に挑んだ母がモーガンさんを妊娠、出産したという。
妊娠に導いてくれたのは、アメリカ・ニューヨーク州のThe Center for Menstrual Disorders(月経障害センター)を開業しているモリス・ウォートマン(70)という医師だ。モーガンさんの一家は、この医師をヒーローと称賛していた。
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■診察中に「本当にいい子だ」
ウォートマン医師を子供のころから知っていたモーガンさんは、2012年から定期的に子宮や胸など婦人科の診察を受けるようになったという。
そんななか、今年4月の診察中にウォートマン医師がマスクを外すように要求したという。さらに診察室に自身の妻を呼び、モーガンさんと自分が似ているかを確認し、モーガンさんに「本当にいい子だ」と声をかけた。モーガンさんは、これによって自分との関係に疑念を抱いたそうだ。