原宿で遭遇した看板、明らかに狙っている… 名探偵も驚きの「真実」が明らかに
原宿・竹下通りで発見したユニークな看板。その秘密に、驚きの声が多数寄せられているのだ…。
「若者の街」や「カワイイ文化の発信地」といった二つ名で知られる、原宿および竹下通り。
何かと個性豊かな品々が集う通りだが、ツイッター上では「とある看板」に秘められた仕掛けが話題となっていたことをご存知だろうか。
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■今まで気づかなかった…!
注目を集めていたのは、漫画家・阿部川キネコさんが投稿した一件のツイート。
本文には「4年ほど原宿に通いながら今日初めて気が付いた原宿のアガサ・クリスティー」という一文がつづられており、添えられた写真にはイギリスの偉大な推理作家「アガサ・クリスティー」の名を冠した店の看板が。
…と思いきや、よく見るとこれらは「レンタルスペース アガサ」という店と、「紅茶専門店 クリスティー」という店が掲げている完全に別個体な2つの看板なのである。果たしてこれは、どういうことなのだろうか…。
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■様々な証言を元に状況整理
原宿駅側から竹下通りに入れば、ものの30秒ほどで出会える件の看板。
しかしあまりに自然に周囲と溶け込んでしまっているためか、ツイート投稿主の阿部川さん自身も今回の取材に際して「4年間毎週金曜通っていたのに、この日初めて気が付きました」と、印象を振り返ってくれた。
「多分コロナ前は竹下通りは人通りが多くて、上を見て歩けなかったから気が付かなかったのかな? と思いました」とも分析しており、思わず納得してしまう。
話題のツイートは投稿から数日で3,000件以上ものRTを記録しており、他のユーザーからは「これ絶対、どっちかが意識して名前付けたよな…」「狙ってやってるでしょ(笑)」など反響の声が続出。
また原宿の街を昔から知っている人々からは「クリスティーは昔からあるお店なので、アガサ側が合わせたのだと思います!」「懐かしい…。クリスティーさんがまだ営業されてるのが嬉しい」といった意見が寄せられており、どうやら「アガサが後発」と見て間違いなさそうだ。
そこで記者は今回「原宿クリスティー」および、同店を運営する「原宿関口ビル管理事務所」に取材を敢行。するとクリスティーとアガサの関係性だけでなく、我々がよく知る「竹下通り」という空間の意外な事実が明らかになったのだ。