ぬいぐるみにおんぶするナマケモノ赤ちゃん 普段はロープにぶらさがって…
母のノンは今までは夜間に出産していたが、今回は昼間に来園者に見守られながら展示室で出産したそうだ。
ナマケモノは、大きくわけてフタユビナマケモノとミユビナマケモノが知られているが、いずれも中米から南米にかけて湿度の高い熱帯雨林に分布している。そんなフタユビナマケモノの赤ちゃんの愛くるしい姿が、SNS上で話題を呼んでいる。
■昼間に展示室で出産
埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)のコアラ舎にいるフタユビナマケモノの赤ちゃんは、6月22日に誕生。母のノンは今までは夜間に出産していたが、今回は来園者に見守られながら、昼間に展示室で出産した。
産後は赤ちゃんを舐めたりと良く世話をしているという。その甲斐あってすくすくと成長し、現在の体重は1.35キロ。公式Twitterに投稿された写真は体重測定の姿で、ぬいぐるみにしっかりとしがみついているが、ここから4~9キロまで成長していくそうだ。
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■首は270度回せる
園内にはフタユビナマケモノが4頭おり、普段はロープにぶらさがっていることが多いという。赤ちゃんはコアラ舎で展示中で、晴れた暖かい日には屋外まで出てくることもある。
また、採食から睡眠、交尾、出産までも樹上で行うが、週に一回程度は地上に降りて、排便と排尿を行う。歯は終生伸び続け、首は270度回すことができるのだとか。