スーパーで見かける色ムラトマトに注意 トマト日本一農家は「味が良くない」
天候、肥料、害虫などの影響で色ムラができ、熟してもとれないことがほとんどだという。
農林水産省によると、今月1日からの週のトマト全国平均価格はキロあたり805円で、平年比91%の価格となっている。気温差の出る晩秋は、トマトが一番甘くなるシーズンだ。そんな中、トマト日本一農家が、スーパーで見かける「色ムラトマト」に注意が必要とSNS上に投稿している。
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■ガリガリで味がよくない
出荷できないが味の良い変色トマトに「闇落ちトマト」の名を付けての販売でも話題を呼んだ「曽我農園」(新潟県新潟市)は、2012年金筋トマト野菜ソムリエサミットで食味・購入部門でダブル大賞受賞のトマト日本一農家。
今回公式Twitterで、「直売所やたまにスーパーでも見かけますが、こういう色ムラのあるトマトはガリガリで味がよくないことが多いです。購入の際の参考までに」と投稿した。
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■熟してもとれない
曽我農園代表の曽我さんは、しらべぇ編集部の取材に対して「色ムラトマトの値段は安いが、品質は劣る。また、味は緑色の未熟な部分が残っているため、えぐみがある」と話す。直売所で安く売っているケースも見受けられるそうだ。
原因については、天候、肥料、害虫などの影響が考えられ、熟してもとれないことがほどんどだという。さらに、「模様のある品種ではないため、注意が必要」と語った。ではおいしいトマトはどのように探せばいいのだろうか。