性転換中の女性が出産 男性へと変わりゆく身体に芽生えた命とそれを支えた夫の愛
長年性同一性障害に苦しんだ女性が、一夜の恋で妊娠。即座にホルモン治療を中断し出産に挑み…。
人生の大半を心と体の性別不一致に悩み、性転換を決断した女性。しかし、性転換移行中にまさかの妊娠・出産を経験したことで、話題を集めている。『Daily Star UK』など海外メディアが報じた。
■性同一性障害に苦しむ女性
アメリカ・ウェストバージニア州ハンティントン出身のアッシュ・シェードさん(28)は、博士課程の学生として勉学に励むかたわら、精神保健福祉士として働いている。
物心ついたころから既に性同一性障害に悩んできたというアッシュさんは性転換を決意し、2年前からホルモン治療を受けていた。
関連記事:15歳で妊娠出産し17歳彼氏は少年院へ 苦悩した少女が赤ちゃんを絞殺する悲劇
■妊娠というハプニング
積年の違和感を解消するためホルモン治療を開始したものの、同時期に前夫との離婚が決まり、その過程の中で精神的に大いに苦しんだというアッシュさん。
そこで苦しみから気を紛らわせるためかマッチングアプリで出会った男性との一夜の恋をし、子供を身ごもってしまったのだという。
アッシュさんは「私はその時点で既にテストステロンの摂取を開始し、エストロゲンを抑制する薬をのんでいました。そんな中妊娠するとは夢にも思いませんでしたし、非常に稀なことだそうです」と当時を振り返った。