“代理母”に病みつき 10人目の出産を目指す女性が「最高の仕事」と語る
代理母として産んだ子を本当の親に手渡したとき、わが子を抱き“無償の愛”をかたむける「親の表情」に病みつきになると語り…。
他人の受精卵を身体に宿し、育て出産する代理母という仕事。自分の子供も合わせて10人目の出産を目指している母が、その代理母の魅力を語った。『Mirror』など海外メディアが報じている。
■テレビ番組がきっかけ
イギリス・ハダーズフィールドに暮らすローラ・マカーシーさん(33)は、4人の子供を育てる母親である。上2人の子を出産した後、ふと見たテレビのドキュメンタリー番組に感化され代理母となることを決意したのだそうだ。
その時の心境を「私が出産したとき『無償の愛』を子供に感じることができ、自分が恵まれていることに気付きました。私も他の困っている人を助けることができるならと思ったのです」とローラさんは語った。
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■自分の子とは違う感情
ローラさんが代理母となる際には、まず親となる人たちの情報を知ることから始めるのだそうだ。
そして、受精卵をローラさんの子宮に移植する体外受精で妊娠、出産する。そして子供がある一定の年齢に成長したときに、ローラさんが代理母であることを知らされることになっているそうだ。
代理母として自分のお腹で育てた子を諦めるのはつらくないのかという質問に対しローラさんは、「もちろん代理母としてお預かりした子供の安全に気を配ります。でも、自分の子供と他人の子供とでは感情が全く違うのです」と答えている。