AirTagを悪用した犯罪が怖すぎる… 弁護士がもしもの対処法などを解説
毎日使う大切なものを簡単に探し出せる、便利なAirTag。しかし、これを悪用した犯罪が海外では報告されている。
技術の進歩によって、様々な便利グッズが登場している昨今。しかしながら、そうしたアイテムが犯罪の手口として悪用されるケースも報道されています。
■AirTagを使った犯罪
鍵やリュックなど、毎日つかうものに取り付けておくことで、アプリを使って簡単に探し出せるようになる、Appleの「AirTag」。
しかし、欧米ではこのAirTagがストーカー行為や盗難などの犯罪行為に悪用されたケースが報道されています。SNS上でも、店でコートにAirTagを仕込まれ、追跡されてしまった…といったケースなどが拡散され、注目を集めました。
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■日本ではどんな罪になる?
自分の持ち物に勝手にAirTagなどのグッズ設置されることは、どんな罪になるのでしょうか。齋藤健博弁護士によると…
齋藤弁護士:用いられ方次第です。たとえば、失くしたくないものに対して持ち物につけるAirTagは、個人のプライバシーに密接に関わるものになります。
AirTagを使って知りえた個人の住所などをもちいてストーカー行為に及んだ場合にはストーカー規制法違反の犯罪、民事上の不法行為が成立し、損害を賠償する義務が生じます。