松屋で絶大な人気誇る「ごろチキカレー」はレギュラー化しないの? 本社が正式回答
松屋の期間限定の人気メニュー「ごろチキカレー」。さらにおいしくさせる「隠し味」が…。
入学式、歓迎会、入社式、人事異動…。春はさまざまなイベントが目白押しの季節だが、この時期に恒例なものがもう1つ。松屋の人気メニュー「ごろごろ煮込みチキンカレー」だ。
その名の通りゴロゴロした大きいチキンが大量に入った通称「ごろチキ」は、期間限定メニューの中でも不動の人気を誇っている。そのため、レギュラー化を望む声も多いが、なぜか毎年春がその登場時期となっている。
レギュラー入りはしないのか、松屋本社に問い合わせると、驚きの答えが返ってきて…。
【写真】「ごろチキ」に加えるとさらにおいしいアイテムはコレ!
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■松屋のカレーの中でも人気
牛丼チェーンの松屋は、ご存知の通りカレーに入れるパワーが近年ハンパない。定番の「創業ビーフカレー」や「ハンバーグカレー」から期間限定の「バターチキンカレー」、「マッサマンカレー」、「オマール海老ソースのクリームカレー」まで充実したラインナップを過去投下してきた。豊富なメニューから全国に松屋カレーファンが存在する。
その中でも、「ごろチキ」は根強い支持を受けており、鉄板でジューシーに焼き上げた大きめのチキンに魅了される人が後を絶たない。…ほかでもない記者もその1人だ。
余談だが、記者と「ごろチキ」の出会いは大学時代にまで遡る。大学4年の春、就職活動で1つも内定を獲得できず、絶望に打ちひしがれていたときにふらっと入った松屋で初めて食べたのだ。
おいしいカレーを食べ終えると、『もう一度頑張ろう』と気持ちを切り替え、立ち直ることできた思い出深いひと品なのだ。あの日を機に、自分を救ってくれた「ごろチキ」ファンになった。
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■「ごろチキ」を進化させる「隠し味」
そんな「思い出の味」が今年も登場したとあって、4月初旬、都内の松屋を訪れ「ごろチキ」を注文した。ちなみに、記者はいつもサイドメニューにお新香を頼む。さっぱりしたお新香がこのカレーにまた合うのだ…。
1年ぶりにたっぷりルーに浸かったチキンを口に運んだ。…うまい。
ほのかにニンニクの風味を感じさせる芳醇なスパイスと、噛んだ瞬間肉汁があふれ出す柔らかいチキンとの相性が抜群だ。後からくる辛さによって、食欲が増進する。これで630円だと…!
シャキッとした玉ねぎもほどよいアクセントになる。ときどき、お新香で箸休めしつつ、夢中で半分ほどかきこんだ。
ここで「味変」。使うのは、卓上にあるバーベキューソースだ。
このソースをスプーン1杯分注ぎ、カレーに入れてよくかき混ぜる。フルーティーなバーベキューソースが辛さをマイルドにし、絶妙なコクを与えてくれるのだ。
「味変」というよりは、家でカレーを作る際に入れる隠し味のようなイメージかもしれない。カレーの味を邪魔することなく、さらなる旨味を加えることができる。
文句なしのおいしさだったが、毎年「ごろチキ」を食してお店を出る際は、「今年はあと何回食べられるかな…」と少し寂しい思いをしてしまう。