『キングオブコントの会』が革命的な理由 現役に対抗する松本人志のコントを考察
パワーアップした『キングオブコントの会2022』を、ロバートと松本人志に注目しつつ、考察する。
『キングオブコントの会2022』(TBS系)が9日に放送された。 その評判は高く、「コントの時代」の復興を告げるものだといえるだろう。どのように高く評価できる番組だったのだろうか。
■予算と出演者のパワーアップ
『キングオブコントの会2022』が放送され、様々な話題を呼んでいる。昨年は、近年の劇団風のコントが主流の面もあったが、予算と出演者のパワーアップにより、どのようなコントも観やすくなったようだ。
なかでも、かもめんたるのコント「墓参り」は、しっかりした舞台装置と共演者が伴うことで、ますます研ぎ澄まされた、かもめんたるらしい世界観が視聴者によく伝わり、十分な評価を受けた。
シソンヌも、しっかりした舞台装置があるからこそ、「こんな作品もつくれるのか」というような社会派コント「喫茶店」を仕立てあげる。
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■大成功の『キングオブコントの会』
歴代王者がそれぞれコントをつくることで、同局の『史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』(TBS系)のような、いやそれ以上の、威信をかけたコントバトルへ。
「年々大変になっていくのでは」とも思えるものの、演者はみな自由な競演を『ドリームマッチ』以上に楽しんでいるようだ。
大成功に違いない『キングオブコントの会2022』から、評判高かったロバートのコントと、大注目の松本人志のコントをとりあげたい。